テーマ:濱田庄司と家具 ~なぜ、民藝運動家の陶芸家が家具や椅子に興味を持ったのか~
講師:濱田琢司(関西学院大学文学部教授、濱田庄司の令孫)
民芸運動家で陶芸家(人間国宝)の濱田庄司(1894~1978)は、多くの家具を収集したことでも知られています。1920年代半ばにはイギリスで多数のウィンザーチェアを買い付け、戦後に渡米した折にはデザイナーのイームズを訪問しイームズ・ラウンジチェアを直接購入しています。世界各地を旅した折には、その地の家具にも興味を示し数多くのスケッチを残しました。自らも膳などをデザインして、地元の職人たちに作らせています。
現在、益子参考館(栃木県益子町)で開催中の「濱田庄司と家具」展(2024.1.8.まで開催)では、濱田庄司が収集した木や革製の椅子(イギリス、アメリカ、メキシコなど)、テーブル(スペインなど)、膳、車箪笥、李朝家具などが展示中です。
講師の濱田琢司さんには、濱田庄司の人となり(孫からみた祖父)、なぜ家具に興味を持ったのか、益子参考館の所蔵家具などについてお話ししていただきます。どなたでもご参加いただけますので、どうぞお越しください。
〇開催日時:2023年12月9日(土)14:00~16:00
〇会場:東京家政学院大学・千代田三番町キャンパス(東京都千代田区三番町22)
1号館1301教室(正門から向かって左側校舎3階)
〇アクセス:・JR、東京メトロ、都営地下鉄「市ヶ谷駅」から徒歩数分
・東京メトロ「半蔵門駅」から徒歩数分(5番出口)
〇講師プロフィール:濱田琢司(はまだ たくじ)
1972年、栃木県生まれ。関西学院大学文学部教授(文化地理学、地域・民俗文化、工芸)。関西学院大学博物館館長、日本民藝館運営委員。著書に『民芸運動と地域文化―民陶産地の文化地理学』(思文閣出版)。共著に『民芸の日本 柳宗悦と『手仕事の日本』を旅する』(筑摩書房)、『民芸(あたらしい教科書11)』(プチプラパブリッシング)など。
〇参加費:1,000円(学生は無料)
〇定員:50名
〇申込:参加ご希望の方は、12月7日(木)までに下記の「木の文化フォーラム」事務局ウェブサイト(「木の文化フォーラム」で検索)、またはメールアドレスよりお申込ください。定員になり次第、申込を締め切ります。
木の文化フォーラム事務局
E-mail: kinobunka2002@gmail.com
https://kinobunka2002.wixsite.com/forum
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