テーマ:ポール・ケアホルム ~デンマークのモダン家具デザイン界における異色のデザイナー~
講師:多田羅 景太(京都工芸繊維大学デザイン・建築学系 助教)
デンマークのモダン家具デザインの名匠、ポール・ケアホルム(1929~80)。10代で木工家具製作のマイスターの資格を取得。美術工芸学校在学中、ハンス J. ウェグナーの事務所に勤務。王立芸術アカデミーでは、コーア・クリント、オーレ・ヴァンシャーの跡を継いで3代目家具科教授に就きます。このように、デンマークの家具デザインの伝統を引き継ぐケアホルムですが、同時代のデンマークの家具デザイナーが木製家具中心にデザインしたのとは異なり、金属製の洗練された家具を数多く手掛けました。
今回のフォーラムでは、『流れがわかる! デンマーク家具のデザイン史』著者でデンマークの家具デザインに詳しい多田羅景太さんに、ケアホルムの業績、デザインの特徴、現在の家具デザインに与えた影響などについてお話ししていただきます。
どなたでもご参加いただけますので、どうぞお越しください。
*6/29(土)~9/16(月)、パナソニック汐留美術館で「ポール・ケアホルム展」が開催されます。
〇開催日時:2024年7月6日(土)14:00~16:00
〇会場:東京家政学院大学・千代田三番町キャンパス(東京都千代田区三番町22)
1号館1302教室(1303から変更となりました)(正門から向かって左側校舎3階)
〇アクセス:・JR、東京メトロ、都営地下鉄「市ヶ谷駅」から徒歩数分
・東京メトロ「半蔵門駅」から徒歩数分(5番出口)
〇講師プロフィール:多田羅景太(たたら けいた)
1975年、香川県生まれ。京都工芸繊維大学デザイン・建築学系助教。京都工芸繊維大学造形工学部卒業後、デンマーク政府奨学金留学生として、デンマークデザインスクール(現、デンマーク王立芸術アカデミー)に留学。同校では、ポール・ケアホルムなどに師事したロアルド・スティーン・ハンセンの下で家具デザインを学ぶ。2003年、同校卒業後に帰国。著著に『流れがわかる! デンマーク家具のデザイン史』(誠文堂新光社)。ドキュメンタリー映画「ボーエ・モーエンセン、デザイン・フォー・ライフ」の日本語訳を担当。2022年、「フィン・ユールとデンマークの椅子」展(東京都美術館)において学術協力および会場デザインを担当。
〇参加費:1,000円(学生は無料)
〇定員:50名
〇申込:参加ご希望の方は、下記の「木の文化フォーラム」事務局ウェブサイト(「木の文化フォーラム」で検索)、またはメールアドレスよりお申込ください。定員になり次第、申込を締め切ります。
木の文化フォーラム事務局
E-mail: kinobunka2002@gmail.com
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